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EVO SLが好きだけど、雨の日と未舗装路が不安だった人へ
アディゼロ EVO SLはノンカーボンシューズの最適解と言われるほど評価が高い。ライトストライクプロの弾む走り心地、224gの軽さ、コンチネンタルラバーの耐久性——文句なしの一足だ。
ただ、ひとつだけ弱点があった。雨の日に滑る。未舗装路に弱い。
その弱点を補うべく生まれたのが「アディゼロ EVO SL ATR」。ATRは「All Terrain Running」の略で、撥水アッパーとグリップ強化アウトソールを搭載したモデルだ。2026年1月下旬に発売されたばかりのこのシューズを、正直にレビューする。
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アディゼロ EVO SL ATRとは?基本スペック
アディダス「アディゼロ EVO SL ATR」は、大ヒットしたEVO SLの派生モデル。ロードをメインにしつつ、雨天や軽い未舗装路にも対応できるように設計された「全天候型」ランニングシューズだ。
基本情報
| 商品名 | アディゼロ EVO SL ATR / ADIZERO EVO SL ATR |
|---|---|
| メーカー | adidas(アディダス) |
| 発売日 | 2026年1月下旬 |
| 定価(税込) | 22,000円 |
| 重量 | 約250g前後(27.0cm)※EVO SLは224g |
| ドロップ | 約6mm |
| スタック高 | 約39mm |
| ミッドソール | LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ) |
| アウトソール | Continental™ラバー(EVO SLより広範囲に使用) |
| アッパー | 撥水加工エンジニアードメッシュ |
| ウィズ(足幅) | 2E(標準) |
通常のEVO SLとの違い
見た目は似ているが、中身は明確に違う。主な変更点を整理する。
| 項目 | EVO SL(通常版) | EVO SL ATR |
|---|---|---|
| アッパー | 通気性重視のメッシュ | 撥水加工メッシュ |
| アウトソール | コンチネンタルラバー(最小限) | コンチネンタルラバー(広範囲) |
| 重量(27.0cm) | 約224g | 約250g前後 |
| グリップ力 | ドライ路面は◎、濡れた路面は△ | 濡れた路面・軽い未舗装路も対応 |
| 通気性 | ◎ | △(撥水素材のため) |
| 価格 | 19,800円 | 22,000円 |
| 用途 | ロード特化 | ロード+軽い未舗装路+雨天 |
ミッドソールのライトストライクプロは通常版と同じ。あの弾むようなクッション感はそのままに、上(アッパー)と下(アウトソール)を強化した設計になっている。
注目すべき特徴
撥水アッパーで雨の日も安心
通常のEVO SLは通気性抜群だが、逆に雨の日は水がガンガン染みてくる。ATRでは撥水加工されたアッパーを採用していて、小雨〜中雨程度なら足が濡れにくい。冬場の冷たい風からも足を守ってくれる。
ただし、通気性は犠牲になっている。夏場の暑い日には蒸れやすいので、秋〜冬〜春が最適な使用シーズンと考えた方がいい。
コンチネンタルラバーの使用範囲が拡大
EVO SLの最大の弱点だった「濡れた路面でのグリップ力」が改善されている。欧州車のタイヤでおなじみのコンチネンタル社のラバーが、通常版より広い範囲に配置されていて、濡れたアスファルトや土道でも滑りにくくなった。
ただし、本格的なトレイルランニングシューズではない点には注意。あくまで「ロード寄りの全天候型」であって、岩場やガレ場には向かない。公園の土道、河川敷の砂利道、軽い林道くらいまでが対応範囲だ。
ライトストライクプロの走り心地はそのまま
一番大事なポイント。ミッドソールは通常のEVO SLと同じライトストライクプロ。アディオスプロ3と同じ配合のスーパーフォームが、プレートなしでも弾むようなクッション感と反発性を生み出す。
ラバーが厚くなった分、エネルギーリターンはわずかに下がるという測定データもあるが、体感レベルではほとんど変わらない。
実際の使用感
フィット感・サイズ感
通常のEVO SLと同じサイズでジャストフィット。2E(標準)幅で、甲高・幅広の人でも窮屈さは感じにくい。ただし、海外レビューでは「つま先がやや尖っているのでハーフサイズアップも検討」という声もあるので、トレイルメインで使うなら0.5cm上げてもいいかもしれない。
走り心地
ロードでの走り心地はEVO SLとほぼ同じ。地面をポンポン弾くような軽快さは健在。ただし、ラバーが厚い分、接地感はわずかに硬めに感じる。これはトレイルシューズ全般に言えることで、慣れれば気にならないレベル。
グリップ力
通常のEVO SLでは「濡れた路面で滑る」という口コミが多かったが、ATRではこの問題が大幅に改善されている。雨上がりのアスファルト、公園の土道、砂利道——いずれもしっかりグリップしてくれた。
安定感
EVO SLは厚底ゆえに普段履きやウォーキングでは不安定さを感じることがあったが、ATRはアウトソールの接地面が広い分、安定感が増している。日常使いでも使いやすい。
良かった点
- 雨の日も安心して走れる。撥水アッパー+グリップ強化で全天候対応
- ライトストライクプロの弾む走り心地はそのまま。走る楽しさを損なわない
- コンチネンタルラバーの耐久性。EVO SLより使用範囲が広く長持ちしそう
- 日常使いにも安定感がある。EVO SLより安定していて普段履きにも使える
- 冬のランニングに最適。撥水+保温性で冬場の足の冷えから守ってくれる
気になった点
- 通常のEVO SLより約25g重い。体感で大きな差ではないが、軽さ重視の人は気になるかも
- 通気性が低い。夏場は蒸れやすいので、暖かい時期は通常のEVO SLの方が快適
- 通常のEVO SLより2,200円高い(22,000円 vs 19,800円)
- 本格的なトレイルランニングには不向き。あくまでロード寄りの設計
- エネルギーリターンはわずかに低下。ラバーが厚い分、通常版より数%低い
こんな人におすすめ / おすすめしない人
おすすめな人
- 普段はロード中心だが、たまに公園や河川敷の土道も走る人
- 雨の日でもランニングを休みたくない人
- 冬のランニングで足の冷えが気になる人
- EVO SLのクッション感が好きで、全天候版も欲しい人
- 難易度の低いショートトレイルレースに出たい人
おすすめしない人
- 夏場メインで走る人(→ 通常のEVO SLの方が快適)
- 完全なロードランナーで未舗装路は一切走らない人(→ 通常版で十分)
- 本格的なトレイルランニングがしたい人(→ 専用のトレイルシューズを推奨)
- とにかく軽さを最優先にしたい人(→ 通常版の224gの方が軽い)
EVO SL ATR と通常版、どちらを買うべき?
結論はシンプル。
- ドライな舗装路しか走らない → 通常のEVO SL(軽い・通気性◎・2,200円安い)
- 雨でも走る/冬メイン/たまに未舗装路 → EVO SL ATR(全天候・安定感◎)
- 両方買って使い分ける → これが最適解(夏は通常版、秋冬はATR)
「使い分けるほどじゃないけど、1足で全部カバーしたい」という人には、ATRがちょうどいいバランスだと思う。
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まとめ:EVO SLの「弱点」を潰した全天候モデル
アディゼロ EVO SL ATRは、名作EVO SLの走り心地をそのままに、雨・寒さ・未舗装路という3つの弱点を補ったシューズ。
ランニングを習慣にしている人にとって、天気やコースの都合で走れない日があるのは地味にストレスだ。ATRがあれば「今日は雨だからやめよう」「あの道は土だから別のルートで…」という判断が不要になる。
通常のEVO SLと使い分けるのがベストだが、1足で全部カバーしたいなら、ATRは間違いのない選択だ。
※本記事で紹介している価格は執筆時点のものです。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。
※個人の感想を含みます。効果・効能を保証するものではありません。


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